【ざっくり計算】暖房を付けっぱなしにした際のコスト
こんばんは、maru100です。
先日朝から夕方まで街中へと繰り出していたのですが、帰ってきたら部屋がやけに暖かい…
そうです、部屋のストーブをつけたまま出かけてしまいました(-_-;)
そこでふと感じたのですが、この付けっぱなし、コストにするといくらくらいなんだろう??
ざっくり計算してみることにしました。
考え方・・・定格値と運転時間を基に計算
色々と考え方はあると思うのですが、今回は「ざっくりとした目安」を「簡単に」知りたいため
ストーブの燃料消費量・電力消費量(定格値)と運転時間
をもとに計算してみます。
流れとしては
① 1時間当たりのガス・電力消費量を調べる
② ガスと電気の単位料金を調べる
③ 運転時間と①、②からコストを計算する
という感じです。
まずは燃料消費量などの定格値を調べるために、自宅ストーブの銘板をチェック。
(maru100宅のストーブの銘板です)
写真中の赤枠で囲った部分が、燃料消費量ですね。
私の住む場所は「13A」の都市ガスなので、燃料消費量は「5.00(kW)」ということがわかります。
さらに赤線を引いた部分が定格電力消費量です。
この機器の場合は68(W)ですね。
北海道ガスの供給する都市ガスの熱量は45.0(MJ/m3)ですから、1時間ストーブを付けっぱなしにしたとすると、その間に
5.00(kW) × 3600(s) ÷ 45.0(MJ/m3) ÷ 1000 = 0.4 (m3)
の都市ガスを燃焼することになります。
電力の方は簡単で、定格消費電飾が68(W)(写真の赤線部分)ですから、1時間当たりの消費電力量は
68(W) × 1(h) ÷ 1000 = 0.068(kWh)
となります。
次に、都市ガスと電力の従量料金を考えます。
私の家は電気もガスも北ガスと契約しているので、北ガスHPにて確認します。
都市ガス料金
うちは「家庭用FF暖房・給湯契約料金」で、おそらく以下の料金表のC区分に該当しますから、1m3あたりの料金は85.57円(12月検針分の単位料金)ですね。
(出典:北海道ガス株式会社HP)
電力料金
うちは「従量伝統Bプラス」で契約電流30A、毎月の電力消費量は120kWh以下ですので、1kWhあたりの料金は22.83円です。
(出典:北海道ガス株式会社HP)
が、さらにここから
・再生可能エネルギー発電促進賦課金・・・2.25(円/kWh)
・燃料費調整制度・・・-3.38(円/kWh)(2016年12月分)
・北ガス独自の割引・・・上記2つを除いた電力量料金より2%割引(給湯+暖房割)
が適用されるため、それらを含めると12月の電力量料金単価は以下の金額となります。
22.83(円/kWh) × 0.98 + 2.25(円/kWh) -3.38(円/kWh) = 21.24(円/kWh)
つけっぱなしのコストは?
長々と書いてきましたが、これでコストの計算に必要な数字が揃いました。
1時間、ストーブを付けっぱなしにしたとすると
0.4(m3) × 85.57(円/m3) + 0.068(kWh) × 21.24(円/kWh) = 35.67(円)
のコストがかかります。
仮に8時間外出したとすると、単純に
35.67(円) × 8 ≒ 285(円)
を無駄にしてしまったことになるわけですね。
この金額を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれかとは思いますが、感覚的に「こんなもんなんだな」と知っておくと、役に立つ場面があるかもしれませんね(あるのか??)。
※簡易的に結果を求めるために、「定格値でずっと運転している」という大胆な仮定の下で計算していますので、精密な値ではないということはご承知の上で参考にしていただけると幸いです。また、おかしな点や分かりにくい点等、ご意見あればコメント頂けると幸いです。